こんにちは。前回から、英語教室のようすを紹介しています。
こちらの教室は、子ども向けのクラスは目安が中学生までとなり、
生徒さんはおおむね、中3終了時にこちらも卒業となることが多いです。
つまり、最後の時期は、高校受験真っただ中!ということになります(汗)。
昨年度は、3人の生徒さんが卒業されていきました。
今ごろ、元気にしているかな・・・。
今回は、中学生のクラスと、成長ぶりを振り返ってみます。
海外版の教材で、雰囲気もリアル♪ 文化の違いを体感♪
こちらの教室では、中学生(目安)からは海外(アメリカ)出版の教材を使っています。
英語を外国語として学ぶ10代~20代の若い世代がターゲットのようなので、話題は合っていると思います。
Are you worried about your looks? (自分の見た目が気になる?)
Are you unhappy because you don't have many friends? (友達がたくさんいないから楽しくないと思ってる?)
Who decides the chores you do? (家でどんなお手伝いをするかは、誰が決める?)
などなど、英語自体は難しくはなく、また話題が日常に近いので、どんどんCDを聞きながら文を読み、質問を聞く⇒英語で答える、という流れで進めます。
文化(時代も?)の違いを感じるところもあって、仮装パーティ、クラブに踊りに行く、バイクでデート、など日本の中学生には?と思える話題もありますが、まあそれも海外(アメリカ)の雰囲気を知るきっかけになればというところです。
ときどき、世界の国の紹介のような記事があるのですが、日本が出ていたことがありました。
七五三の話だったのですが、男女別に何歳でお祝いするという説明が、かなり不正確で驚きました。
地方により、多少の違いはあるかもしれませんが、それにしてもあの本はかなりいい加減に書いているなと思いました。
日本の出版社だったら、(たとえ海外の小国についての小さな記事でも)あれほどいい加減では問題になりそうですが、そのあたりも文化の違いと言えるかもしれません(笑)。
部活で忙しくても続けてくれて、ありがとう~!
中学生は勉強に部活に、いつも忙しいです。吹奏楽部の部長さんをしていた生徒さんも、忙しそうでした。
レッスンは土曜日の夕方だったので、コンサートが終わった後、とか明日がコンサート、というときも多く、本当に大変だったと思います。最後まで通ってくれてありがとう!
他にも、家業のご関係の習い事をされていたりして、忙しさはおそらく私の想像を超えていたと思いますが、英語も頑張ってくれて、宿題もきちんとやってきてくれました。
レッスンの最後の数か月は、他の生徒さんと一緒に「必勝受験対策!」を聞いてくれていましたが、後から聞いたところでは、推薦で合格が決まっていたのだとか。
私はもちろん知らなかったので、「このキーワードは絶対に覚えておいてね~!」「これは超お約束の話題(環境問題など)だから~!」「これは間違えやすい!」などと、いちいち気合を入れていましたが、ついてきてくれました(笑)。
そういえば以前の記事でも書いたのですが、昨年度の入試問題予想で、見事に的中したものがありました。
また、入試直前のレッスンで解いた予想問題でも、入試の長文問題と偶然話題が少しかぶっているものがあって、ラッキーでした。この生徒さんではないですが、別の生徒さんには、「お~出た~!と思った」と言われました(^^)/
また、がんばります!
体力もついたと思います。お休みも激減♪
「お~出た~!と思った」と言ってくれた生徒さんは、教室の事情があって、他の先生から引き継ぎをした生徒さんです。
そのときは、「体が弱いので、月に1回くらいお休みすることがある」と聞いていました。中学生はお月謝も高くなるので、もったいないな~と・・。
確かに、2か月目くらいに一度お休みされたと思います。でもそのあとはしばらくお休みもなく通ってくれました。卒業までのお休みも、数えるほど。
夏休みの宿題が大変で、帰省にも持って行ったり、帰省先で絵も描いたりした話、好きな本が映画化されて見に行った話、家庭科の課題でスイーツを作ったときの話、友達とバーベキューをした話、修学旅行の集合時間が異常に早かった話・・・いろいろな話をしてくれました。
そういえば、学校で英語のスピーチがうまく行った、という話もありました(^^)/
生徒さん1人のクラスだったので、学校の試験前には生徒さんの希望で、学校の試験対策になったこともあります。略語でUNESCOとか、ODAとか、GNPとか一緒に覚えました。
私も何の略かというのはスラスラ言えず、勉強になりましたm(_ _"m)。
ときどき、ちょっと個性的な服装のときは、「通販で見つけた」なんて話してくれることもあって、お年頃だなあと思ったり。
私と同じで理系科目がやや苦手なようで、そちらについては応援することしかできませんでしたが、学校の試験も、受験も、がんばってのりきってくれました。
さて、中学校の卒業式は3月中旬なので、レッスンは2月いっぱい、の予定でした。
このタイミングは、こちらの地元では、公立高校の前期入試と中期入試の間。
つまり2月の前期試験で合格した人(少数!)と、残念ながら前期は不合格で3月の中期試験を目指す人(こちらが大半)がいるという、微妙な時期だったのですが・・・
休校で、しばらく吉報を知らずにいました・・
今年は2月の終わりに、全国的にコロナ感染者が急増し、多くの学校や塾(もちろん、こちらの英語教室も)が休校になりました。
この生徒さんも、2月の最後のレッスンが、2週間遅れでようやく実施できたのでした。
今はもうすっかり慣れたマスク姿ですが、その時は、まさか最後のレッスンがこんなマスク着用になるなんて・・・という思いでした。
しかし、そこで本人からマスク越しに吉報が!
♪「前期試験で合格やった。前期で合格はクラスで2人。最後のレッスンで報告するつもりやったけど・・・。」(関西弁は不正確かもしれません・・・)
お~~。一気に疲れが吹き飛びました!!
ということは、レッスン前日に急に休校が決まって、「明日は急に休校になってしまって・・・」と私が生徒さん宅に電話したときには、もう合格していたのですね。
でも私の電話の声が慌てていた?ためか、保護者の方も言い出せなかったのでしょう。
もともと、生徒さんがどこを本命にしているか、公立か私立か、ということはあえて聞いていなかったこともあり、そのときは受験のことは全く頭にありませんでした・・。
そんなこんなで、予想外の様相なレッスン最終回となりましたが、まさに「終わりよければ」だったのでした(^^)/
贈ることば
どの教科でも、ある程度のレベルになったら、自分で勉強できるようになるのが理想だと思います。わからないところが出てきたら、わかる人に聞く。
学校に行っているうちは先生に聞けますし、今はネット検索も可能です。併用できたら一番かなと思います。
さて、卒業の時期が近づき、生徒さんたちも英語に関しては、その域に達したのではないかと思います。
辞書を持っていないと聞いて卒倒するほど驚き、発音記号を見たことがないと聞いて絶句した日もありましたが(笑)、それは以前の話。
新しい単語を調べるときは、発音記号はもちろん、他の意味や例文までチェックできるようになりました。
その他、苦手なSとSHの発音の違いも(たぶん)わかってくれたと思いますし、
don't, won't, can't なども、私が言わなくてもしっかり長~く発音できるようになりましたし、
l(エル)は「 lll 」 (エルを3回続けるくらい、しっかり確実に発音するということです 笑)、
r (アール)は、「う r 」( r 音の前では口をすぼめて「う」と言うつもりで発音するということです!)と、区別して発音できるようになりました!
おそらく高校生になってからは、まずは英検準2級や(合格している生徒さんもいます)2級をめざし、次は大学受験でしょうか。
基本を忘れず、市販の教材やNHKラジオを上手に選び、使って力をつけていってください~
私くらいのレベルはあっという間に飛び越えて、無限の可能性へ羽ばたいてほしいです!Keep going!